木造、鉄骨造の家と比較すると、一般的にコンクリートの家の値段は高い傾向があります。
ただし、マイホームの建築はイニシャルコストだけではなく、「メンテナンス費用」「耐用年数」なども考慮して考える必要があります。
また、「WPC工法を採用する」「コンパクトな家を建てる」などコンクリートの家の建築費用を抑えるさまざまな方法もあります。
今回は、コンクリートの家の施工実績が豊富なRC-STANDARDがコンクリートの家の坪単価や費用を抑える方法などをくわしく紹介します。
Contents
コンクリートの家の坪単価、木造と比べて高い理由
一般的に、コンクリートの家は、木造、鉄骨造の家と比べて高い傾向があります。
ここでは、実際の「坪単価」や「コンクリートの家はなぜ高いのか」を解説します。
コンクリートの家の坪単価
国税庁が公表している「地域別・構造別の工事費用表」によると、コンクリートの家と木造、鉄骨造の家の坪単価は以下のとおりとされています。
- RC(鉄筋コンクリート)造住宅:約100万円
- 木造住宅:約68万円
- 鉄骨造住宅:約97万円
参照元;国税庁ホームページ「地域別・構造別の工事費用表」(1㎡当たり)【令和6年分用】
このように、木造住宅や鉄骨造住宅と比べ、コンクリートの家の建築費用は高い傾向があります。
コンクリートの家が高い理由
コンクリートの家の値段が高い理由は、以下のとおりです。
- ・コンクリートは木材よりも高いから
- ・工期が長いから
コンクリートの家を建てるには、現場で型枠にコンクリートを流し込み、鉄筋を組む工程が必要であるため、木造と比べ工期が長くなる傾向があります。
工期が長くなれば、その分人件費がかかるため、値段も高くなります。
コンクリートの家の値段は長期的に見れば高くない
ここまで紹介してきたとおり、木造、鉄骨造の家と比べ、コンクリートの家は、値段が高い傾向があります。
しかし、初期費用だけではなく、ランニングコストも考慮すると、「長期的に見ればコンクリートの家は高くない」と考えることもできます。
コンクリートの家は「耐久性が高い」「メンテナンスに手間がかからない」などの理由で、ランニングコストを抑えられる可能性があるからです。
ここでは、コンクリートの家の値段は長期的に見れば高くないと考えられる理由を紹介します。
耐久性が高いから
一般的に、コンクリートの家の耐用年数は47年、木造住宅の耐用年数は22年とされています。
耐用年数は、あくまでも省令により定められる減価償却資産を使用できる期間のことで、寿命とは異なりますが、木造や鉄骨造よりも耐久性が高いことがわかります。
メンテナンス費用を抑えやすいから
どのような家を建てるにしても、「経年劣化」「自然災害」などにより修繕が必要になります。
以下の理由により、コンクリートの家は、木造住宅と比べ、メンテナンス費用を抑えやすい傾向があります。
- ・シロアリ被害にあいにくい
- ・自然災害による被害が発生しにくい
- ・劣化しにくい
木材と比較すると、鉄筋コンクリートは劣化しにくいため、メンテナンス頻度が少なく済む傾向があります。
また、堅牢なコンクリートの家は台風、地震などの自然災害が発生した場合に、被害を受けにくい特徴があります。
ランニングコストを抑えやすいから
戸建住宅を維持するには、ここまで紹介してきた修繕費のほかに、以下のようなランニングコストがかかります。
- ・保険料
- ・光熱費
例えば、火災保険料は「住宅が何でつくられているか」により、費用が異なります。
耐火性に優れているコンクリートの家は、木造住宅と比べ火災保険料を抑えられる可能性が高いです。
また、気密性が高いコンクリートの家は、外気の影響を受けにくく、冷暖房効率が高い傾向がありますので、光熱費を抑えることに期待できます。
以下の記事で、気密性の高い家のメリット・デメリットを確認できます。
>気密性の高い家にデメリットはあるのか|カビ・ダニ対策、メリットなど紹介
コンクリートの家の値段を抑える方法
「コンクリートの家を建てたい。何とか費用を抑える方法はないのか。」とお悩みの方のために、ここではコンクリートの家の値段を抑える方法について解説します。
施工方法を工夫する
例えば、あらかじめ工場で生産された高品質な鉄筋コンクリートパネルを現場で組み立てるWPC工法を採用することにより、工期を短縮することでコンクリートの家の費用を抑えられる可能性があります。
一般的な施工方法と比べ、1/3~2/3程度の工期で施工できるため、人件費を抑えられることがメリットです。
以下の記事で、WPC工法のメリット・デメリットを確認できます。
>WPC工法にデメリットはあるのか|「地震に強い」「工期が短い」などメリットも解説
コンパクトなコンクリートの家を建てる
延べ床面積30坪以下のコンパクトな家にすることで、初期費用を抑えやすくなります。
また、単純に延べ床面積を小さくするだけでなく、以下のような工夫をすることがコンクリートの家の値段を抑えるポイントです。
- ・水回りを集約する
- ・内装をシンプルにする
規格住宅、建売住宅を選択する
以下のような規格住宅・建売住宅を選択することでコンクリートの家の値段を抑えられます。
- ・規格住宅:間取りや形状など用意されたプランから選択できる住宅
- ・建売住宅:デザイン、間取りなどの設計プランが決まっている住宅
注文住宅よりも設計の自由度は低いですが、初期費用を抑えられる以外にも以下のようなメリットがあります。
- ・完成のイメージがつきやすい
- ・工期が短くて済む
以下の記事で、規格住宅のメリット・デメリットを確認できます。
>規格住宅にデメリットはある?|ローコストで建てられる理由・注文住宅、建売住宅との違いなどを解説
また、以下の記事ではローコストでRC住宅を建てる方法を紹介していますので、ぜひごらんください。
>RC住宅はローコストで建てられる?|費用を抑える方法やWPC工法のメリット・デメリットなどを解説
RC-STANDARDは、さまざまな種類の建売住宅・規格住宅をご提案しております。
愛知県・岐阜県を中心に、高品質な鉄筋コンクリート住宅をお求めやすい価格で提供しておりますので、ぜひ、お気軽にご相談ください。
ローコストで建てられるコンクリートの家の間取りを紹介
RC-STANDARDで建てられる住宅のラインナップを紹介します。
2000万円台で建てられるコンクリートの家もありますので、ぜひ、参考にしてください。
3LDK・合計面積85.06㎡(25.73坪)|2,328万円~
こちらは、3LDK|合計面積85.06㎡(25.73坪)の過ごしやすさを重視したコンパクトなコンクリートの家の間取りです。
コンパクトでありながら、パントリーや各部屋の収納も確保したご家族が過ごしやすい間取りを実現しました。
<LINE UP>APLAN
3LDK・合計面積96.58㎡(29.21坪)|2,724万円~
こちらは、3LDK・合計面積96.58㎡(29.21坪)のコンクリートの家の間取りです。
屋上を家族団らんスペースとして活用できるのが、コンクリートの家の魅力ですね。
その他にも、ゆとりあるLDK、室内干しのできるサニタリールームなどご家族が快適に過ごせる間取りに仕上がりました。
<LINE UP>B PLAN
3LDK・合計面積100.32㎡(30.34坪)|2,614万円~
こちらは、3LDK・合計面積100.32㎡(30.34坪)の間取りです。
リビングとホールから洗面脱衣室に向かえる2wayの動線にしたことで、使い勝手がよい間取りになりました。
<LINE UP>C PLAN
3LDK・合計面積110.30㎡(33.36坪)|2,900万円~
こちらは、3LDK・合計面積110.30㎡(33.36坪)の間取りです。
リビングに併設して和室を設け、来客室として利用する以外にもリビング+1のスペースとして利用できる間取りに仕上がりました。
<LINE UP>I PLAN
RC-STANDARDには、今回紹介しきれなかったプランが他にもありますので、ぜひごらんください。
まとめ
今回は、コンクリートの家の値段について、坪単価、費用を抑える方法などを紹介しました。
他の構造の建築物と比べ、コンクリートの家の坪単価は高い傾向がありますが、「施工方法」「建物の面積」などを工夫することで、ローコストで建てることも可能です。
今回紹介した情報が、コンクリートの家の建築を検討されている方の参考になれば幸いです。
RC-STANDARDは、愛知県と岐阜県を中心に、高品質かつローコストのRC住宅を提供しています。
RC造住宅には憧れを感じるが、予算が合わない。それでも、スタイリッシュで頑強な住まいづくりを実現したいと考えている方は、ぜひ私たちにご相談ください。