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コンクリートの家は後悔する?|メリット・デメリット、失敗しないポイントを解説

コンクリートの家は後悔する?|メリット・デメリット、失敗しないポイントを解説

高級感やスタイリッシュな雰囲気などデザイン性だけではなく、優れた耐震性や耐久性など実用性も高いコンクリートの家は多くの人を魅了します。

しかし、実際にコンクリートの家を建ててみて、いくつかの理由で後悔することもあるようです。

後悔するポイントを知って事前に対策を講じることでおしゃれで住みやすいコンクリートの家を実現しましょう。

今回は、コンクリートの家のメリット・デメリット、失敗しないポイントなどを詳しく紹介します。

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コンクリートの家で後悔する理由

コンクリートの家で後悔する理由

コンクリートの家で後悔する理由としては、以下のようなものがあります。

・結露などによりカビが発生しやすい

・外気の影響を受けやすい

・建築コストが高額になりがち

・工期が長くなりがち

・外壁が汚れやすい

・ひび割れなどが生じることがある

もちろん、すべてのコンクリートの家に当てはまるわけではありませんが、後悔する理由を知ることでよりクオリティの高いコンクリートの家をつくるヒントになりますので、それぞれ見ていきましょう。

結露などによりカビが発生しやすい

コンクリートの家は、気密性が高いので暖かい空気を外に逃がさないなどメリットがある一方で、室内に湿気がこもりやすいというデメリットがあります。

したがって、結露が発生しやすくなりカビの発生にもつながります。

もちろん、十分な結露対策をすればデメリットを解消できますが、対策をしないと後悔することもありますので注意しましょう。

外気の影響を受けやすい

基本的にコンクリートは熱伝導率が高い建材です。

もちろん、断熱材を入れることで改善できますが、築年数の古いコンクリート打ちっぱなしの物件などは断熱材を入れていないことも多く、そのような物件は外気の影響を受けやすいです。

このような理由で、設計によっては「夏は暑くて、冬は寒い」家になってしまうことで後悔することがあります。

木造住宅などと比べて建築コストがかかる

コンクリートの家は、下記のように木造住宅と比べ、建築コストがかかる傾向があります。

【居住専用住宅の建築費㎡単価全国平均】

RC造:30.3万円/㎡ 木造住宅:20.6万円/㎡

出典:国土交通省「2023年度建築着工統計調査」

ただし、コンクリートの家は耐久性が高いことを考えると、長期的に見ればコンクリートの家の方が費用対効果が高いと考えることができます。

工期が長くなりがち

コンクリートの家を建てる際には、木造住宅に比べ工期が長く、一般的には5~6ヶ月かかるので注意しましょう。

基礎工事や躯体工事に時間がかかるのが工期が長い理由なので、仕方がない部分もあります。

外壁が汚れやすい

コンクリートの家は、「思ったより外壁が汚れやすい」と後悔することがあります。

特に、日当たりが悪い場所はカビやコケが発生しやいので定期的な高圧洗浄などを検討しましょう。

ひび割れなどが生じることがある

コンクリートの家は、様々な原因により建物にひび割れなどが生じることがあります。

小さなひび割れ自体は、それほど大きな問題になりにくいのですが、放置しておくとひび割れの状態がひどくなり雨漏りの原因などになるので注意しましょう。

コンクリートの家で失敗しないポイント

コンクリートの家で失敗しないポイント

ここまで、コンクリートの家で後悔する理由を紹介してきましたが、しっかりと対策を講じることでご家族が快適に暮らせるコンクリートの家づくりを実現できます。

・断熱性を高める

・換気設備や窓の配置を工夫する

・定期的なメンテナンスや点検を実施する

・コストを抑えるために工夫する

断熱性を高める

コンクリートの家は寒いと言われることがありますが、元々コンクリートは気密性が高い建材なのですからしっかりと断熱対策を施すことで1年中快適に過ごせる家を実現できます。

また、断熱対策は内面結露などにも有効ですので専門家と相談しながら対策しましょう。

・適材適所に住宅に合った断熱材を配置する

・適切な断熱工法を選択する

・窓の断熱対策を行う

特に、窓の断熱は結露対策にも有効です。

例えば、Low-E複層ガラスを取り入れたり、サッシを樹脂製にするなどの工夫で窓の断熱性を高めることができます。

換気設備や窓の配置を工夫する

コンクリートの家は気密性が高いが故に湿気がこもりやすいというデメリットがあります。

湿気対策として有効なのが、「換気」ですので、下記のようなポイントを意識しましょう。

・窓の配置を工夫して風通しのよい設計をする

・部分的にでも調湿性能のある建材を取り入れる

・高性能な換気システムを導入する

例えば、全熱交換型の換気システムなど湿度をコントロールできる換気システムもありますのでおすすめです。

定期的なメンテナンスや点検を実施する

コンクリートのひび割れは、経年劣化など様々な要因で起こりえますが、初期の状態であれば大きな問題はありません。

しかし、放置しておくと外壁のひび割れから雨水が侵入し雨漏りなど大きな問題になることもあるので、早めの対策が大切です。

ひび割れを早期に補修するなど定期的なメンテンナンス・点検を実施することが重要です。

コストを抑えるために工夫する

確かに、コンクリートの家の建築コストは木造住宅に比べ、費用がかかる傾向がありますが、施工会社によっても変わりますし、以下のような方法でコストを抑えることも可能です。

土地の取得費用を抑える

部屋数を少なくするなど間取りを工夫する

住宅形状をシンプルにする

下記の記事では、RC造住宅のコストを抑える方法などを紹介していますので、ぜひごらんください。

>RC造住宅の定義や建築費用、メリット・デメリットに関して解説

RC-STANDARDは、愛知県と岐阜県を中心に、高品質かつローコストのRC住宅を提供しています。

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コンクリートの家のメリット

ここまでコンクリートの家の後悔する理由などを紹介しましたが、コンクリートの家にはたくさんのメリットがありますので、それぞれ見ていきましょう。

耐久性に優れている

あくまでも目安ですが、国税庁が公表している耐用年数表によると、木造住宅が22年であるのに対し、RC造(鉄筋コンクリート造)の耐用年数は、47年とされています。

また、RC造の耐用年数についての研究結果の中には、RC住宅の平均寿命を68年としたものや、RC造(鉄筋コンクリート造)の物理的寿命を117年と推定したものもあります。

RC造(鉄筋コンクリート造)住宅の耐用年数については、下記の記事で詳しく紹介していますのでぜひ、ご覧ください。

>RC造(鉄筋コンクリート造)住宅の耐用年数は?|過ぎたらどうなる?メリット・デメリットなども解説

耐震性が高い

引張力・圧縮力に強い性質があるため、横揺れ・ねじれの力にも耐えられる耐震性が高い住宅であることもコンクリートの家のメリットです。

耐火性が高い

コンクリートは、1000℃を超えても強度を保つことができるなど耐火性も優れています。

これにより、火災保険料を安くできるなどのメリットがあります。

防音性能が優れている

コンクリートの家は、木造住宅などに比べ、防音性能に優れています。

特に、壁式構造は横隣についての音を遮断する性能が高いので、近隣との騒音トラブルのリスクを軽減できます。

デザイン性が高い

コンクリートの家は、以下のように多彩なバリエーションのデザインを実現できることが大きなメリットです。

・高級感・重厚感のあるデザインが可能

・モダンでスタイリッシュな外観を実現できる

・広いリビングなど大空間を取り入れることができる

特に、コンクリート打ちっぱなしのようなスタイリッシュな外観は、他の構造の住宅では実現できません。

また、構造的に柱や梁などが少ないコンクリートの家は、広い空間を間取りに取り入れることができるのも大きなメリットです。

コンクリートの家についてのQ&A

コンクリートの家についてのQ&A

最後に、コンクリートの家についてのQ&Aをまとめましたので、それぞれ見ていきましょう。

コンクリート打ちっぱなしの家とは何ですか?

コンクリート打ちっぱなしの家とは、RC造などの仕上げ方の1つで、コンクリートがむき出しになっている形状のことを指します。

スタイリッシュでモダンなデザインになることがメリットですが、塗装やタイルなどの仕上げをしないため、汚れが目立ちやすいなどのデメリットがあります。

コンクリートの家は夏は暑いですか?

コンクリートは、気密性が高い建材なので、一度室内に熱がこもると室内の温度が下がりくい特徴があります。

夏でも涼しく過ごせる家づくりには、専門家と相談しながら以下のような対策を検討しましょう。

・適切な断熱材を選定する

・遮熱タイプの窓を取り入れる

・換気システムにより換気を確保する

・高効率のエアコンを導入する

・サーキュレーターを使用する

コンクリートの家は何年もちますか?

RC造の法定耐用年数は47年とされていますが、あくまで減価償却の計算をするための目安であり、寿命とは異なる点に注意しましょう。

実際に、何年もつかはメンテンナンスの状況、施工技術、使用状況などにより変わってきますので一概には言えません。

しかし、木造住宅の法定耐用年数は22年とされていることからも、コンクリートの家の耐久性は高く、初期費用はかかりますが、長期的に見れば費用対効果が高い建築物です。

まとめ

今回は、コンクリートの家で後悔する理由と失敗しないポイントについて紹介しました。

コンクリートの家は、確かに構造上、一度室内に熱や湿気がこもるとコントロールしにくいという特徴があります。

しかし、窓の配置や高性能換気システムの導入、適切な断熱材の選定など、設計の段階で対策することでコンクリートの家の後悔ポイントを対策できます。

RC-STANDARDは、愛知県と岐阜県を中心に、高品質かつローコストのRC住宅を提供しています。

RC造住宅には憧れを感じるが、予算が合わない。それでも、スタイリッシュで頑強な住まいづくりを実現したいと考えている方は、ぜひ私たちにご相談ください

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