「長い間、快適に暮らせるマイホームを建てたい。住宅の構造にはどのようなものがあるのか。」とお悩みの方へ。
住宅の構造は、大きく分けてRC造、木造、鉄骨造、SRC造がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
まずは、それぞれの特徴を確認し、ご自身が希望する間取りやデザインを実現できる構造の住宅を選ぶことが大切です。
今回は、RC造の戸建住宅の施工実績が豊富なRC-STANDARDが、それぞれのメリット・デメリットなどをくわしく紹介します。
Contents
住宅の構造の種類|RC造、木造、鉄骨造、SRC造
住宅の構造は、RC造、木造、鉄骨造、SRC造の4種類に分かれます。
ここでは、それぞれの特徴について紹介します。
RC(鉄筋コンクリート)造住宅の特徴
RC(鉄筋コンクリート)造住宅は、柱・梁・床・壁などが鉄筋コンクリートを用いる建築構造ことを指します。
引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮力に強いコンクリートを組み合わせることにより、高い耐久性を実現できるのが特徴的で、中高層の建物に採用されることが多いですが、一般住宅に採用されることもあります。
RC(鉄筋コンクリート)造住宅には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
【RC(鉄筋コンクリート)造住宅のメリット】
- ・耐震性に優れている
- ・耐火性が高い
- ・さまざまなデザインを実現可能
- ・断熱性・気密性が高い
- ・耐用年数が長い
【RC(鉄筋コンクリート)造住宅のデメリット】
- ・建築費用が高額になりがち
- ・地盤改良工事が必要な場合がある
- ・結露・カビの発生の可能性がある
- ・建て替え、増改築がしにくい
- ・汚れが目立つと感じることがある
以下の記事で、RC造住宅の定義やメリット・デメリットをくわしく紹介しております。
>RC造住宅の定義や建築費用、メリット・デメリットに関して解説
木造住宅の特徴
木造住宅は、建物の主要構造部に木材を使用した建築構造のことを指します。
日本では木造住宅が多く、令和5年度の建築着工統計調査報告によると、新設住宅の約56%が木造住宅となっています。
引用;政府の統計窓口e-Stat「令和5年度建築着工統計調査報告」
木造住宅のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【木造住宅のメリット】
- ・建設コストを抑えやすい
- ・木材のあたたかみを感じられる
- ・調湿効果がある
- ・断熱性が高い
【木造住宅のデメリット】
- ・耐用年数が短い
- ・シロアリ被害が発生することがある
- ・品質にばらつきが出ることがある
- ・メンテナンスが必要
- ・湿気に弱い
また、木造住宅には、以下のようにさまざまな種類があるのが特徴的です。
- ・木造軸組工法(在来工法)
- ・枠組工法(ツーバイフォー工法)
- ・木造ラーメン工法
- ・木造プレハブ工法
- ・ログハウス
例えば、木造軸組工法(在来工法)は「間取りの自由度が高い」枠組工法(ツーバイフォー工法)は「高気密、耐震性に優れている」などそれぞれにメリット・デメリットがあります。
鉄骨造住宅の特徴
鉄骨造住宅とは、梁や柱などに鉄骨を用いた建築構造のことを指します。
鉄骨造住宅のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【鉄骨造住宅のメリット】
- ・耐震性が高い
- ・比較的品質が安定している
- ・開放感のある間取りが可能
【鉄骨住宅のデメリット】
- ・建設コストが高額になりがち
- ・断熱対策が必要
- ・地盤改良工事が必要になることがある
鉄骨造住宅は、使用する鋼材の厚みにより、「軽量鉄骨構造」「重量鉄骨構造」の2種類に分類され、以下のような特徴があることに注意しましょう。
- ・軽量鉄骨構造:厚みが6mm未満の鉄骨を使用
- ・重量鉄骨構造:厚みが6mm以上の鉄骨を使用
工期が短く、建設コストを抑えやすい軽量鉄骨構造は、一般住宅でも多く採用されますが、重量鉄骨構造と比べると遮音性が劣るのがデメリットです。
一方で重量鉄骨構造は、建設コストがかかる傾向がありますが、柱の間隔を広くとれるため、広い空間をつくりやすい特徴があります。
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造住宅の特徴
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造住宅は、鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせたものでRC造よりも強度の高い建物をつくることが可能なため、高層ビルやタワーマンションなど大規模な建築物に用いられるケースが多いです。
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造住宅のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造住宅のメリット】
- ・耐震性が優れている
- ・耐火性が高い
- ・遮音性が高い
【SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造住宅のデメリット】
- ・建設コストが高額になりがち
- ・工期が長い傾向がある
自分に合った住宅構造の選び方
ここまで紹介してきたとおり、住宅の構造にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、マイホームを建築するにあたっては優先順位を決めて、ご自身に合った構造の住宅を選びましょう。
ここでは、自分に合った住宅構造の選び方について紹介します。
耐震性・耐火性を重視するならRC造・SRC造住宅
RC造・SRC造住宅は、鉄筋×コンクリートの組み合わせにより、縦揺れにはコンクリート、横揺れには鉄筋の耐性が働くことで総合的な耐震性が高い傾向があります。
また、鉄筋コンクリートは、1000度の高温炎に2時間さらされても燃えず、強度も低下しない特徴があるため火災に強い構造とされています。
コスト重視なら木造住宅
国税庁ホームページ「地域別・構造別の工事費用表(1㎡当たり)【令和6年分用】」によると、構造別の住宅の工事費用は以下のようになっています。
- ・木造:207,000円
- ・RC造:304,000円
- ・鉄骨造:294,000円
- ・SRC造:318,000円
参照元;国税庁ホームページ「地域別・構造別の工事費用表」(1㎡当たり)【令和6年分用】
上記のように、平均値で見れば、マイホームを木造にすることにより費用を抑えられる可能性が高いと言えます。
以下の記事で、住宅構造別の坪単価を確認できます。
>RC(鉄筋コンクリート)住宅の坪単価|木造・鉄骨造との違い、コストを抑える方法など解説
3階建て以上の一戸建ての建築は鉄骨造住宅
十分な土地を確保できない場合に、一戸建て住宅でも2階以上の高さを出すことで居住スペースを増やすことが可能です。
2階以上の高さの家は、木造よりも耐久性の高く、コストも抑えやすい軽量鉄骨造を選択するケースが多いです。
耐久性を重視するならRC造・SRC造住宅
以下の理由からRC造・SRC造の住宅は、耐久性が高いと言われています。
- ・コンクリートの圧縮強度×鉄筋の引張強度により強固な建物になる
- ・腐食や劣化に強い
- ・湿気や風化の影響を受けにくい
また、国税庁が公表している住宅の法定耐用年数は、以下のとおりです。
- ・RC・SRC造:47年
- ・木造:22年
- ・鉄骨造:19~34年
耐用年数とは、あくまで会計上の指標であり実際の寿命とは異なりますが、RC住宅についての研究結果の中にはRC住宅の平均寿命を68年としたものもあることからもRC住宅の耐久性の高さが証明されています。
以下の記事で、RC造(鉄筋コンクリート造)住宅の耐用年数を確認できます。
>RC造(鉄筋コンクリート造)住宅の耐用年数は?|過ぎたらどうなる?メリット・デメリットなども解説
RC-STANDARDは、愛知県と岐阜県を中心に、高品質かつローコストのRC住宅を提供しています。
愛知・岐阜でローコストのRC住宅を検討中の方は、ぜひ私たちにご相談ください。
RC住宅の構造は壁式構造とラーメン構造の2種類
RC住宅の工法は、大きく分けて「壁式構造」「ラーメン構造」に分けられます。
ここでは、それぞれの構造の特徴について紹介します。
壁式構造
壁式構造は、柱や梁がなくコンクリートの壁によって建物を支える構造のことを指し、以下のようなメリットがあります。
- ・耐震性が高い
- ・凸凹のないすっきりとした空間を実現できる
一方で、壁式構造には以下のようなデメリットがあることに注意しましょう。
- ・間取りの変更がしにくい
- ・リフォーム・リノベーションの自由度が制限される
- ・窓の大きさが制限される傾向がある
ラーメン構造
ラーメン構造とは、柱と梁で骨組みをつくったフレームにより建物を支える構造のことを指し、以下のようなメリットがあります。
- ・間取り変更の自由度が高い
- ・大空間の確保が可能
一方で、以下のようなデメリットもあることに注意しましょう。
- ・室内に柱や梁が張り出す
- ・壁式構造よりも耐震性が劣る
RC-STANDARDでは、阪神・淡路大震災でも最も強かったと言われているRC壁式工法を採用しています。
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まとめ
今回は、RC造、木造、鉄骨造、SRC造など住宅の構造の種類やそれぞれのメリット・デメリットについて紹介しました。
「耐震性」「コスト」などそれぞれに特徴があるため、「理想のマイホームを建てるにはどのような性能を重視すればよいのか」優先順位を決めて適切な構造の住宅を選択しましょう。
今回紹介した情報をマイホームを建てる際の参考にしていただければ幸いです。
私たちRC-STANDARDは、愛知県と岐阜県を中心に、高品質かつローコストのRC造住宅を提供しています。RC造住宅とは、鉄筋コンクリート造住宅と同じ構造を指します。
私たちは「RC-STANDARD」という新しい住宅の在り方を創造し、RC造の堅牢性と、木造住宅のようなリーズナブルを両立した新しい住まいを提案しています。
RC造住宅には憧れを感じるが、予算が合わない。それでも、スタイリッシュで頑強な住まいづくりを実現したいと考えている方は、ぜひ私たちにご相談ください。